「鹿の王」感想・・・書きたいことが多すぎる

大変、たいっっっへんいまさらですが、鹿の王　読破しました！！！
・・・・・即買ってあったんですが、すみません「獣の奏者」のラストのきつさでためらっているうちに、家族の病気がのっぴきならなくなり、事態が落ち着くのを待っているうちに延び延びになっておりました。

・・・・上橋さんファンカッコ自称カッコ閉じるって感じですね、ははは。
ですが、鹿の王、一気に引き込まれました。
どのくらい引き込まれたかといえば、通院時の電車で読み始め、没頭しすぎて電車に酔いまくり、乗換の旅に今度こそ吐くかもと思いつつ止められないレベルで！！！←注：褒め言葉です
いや～～、病院着いて採血待ちの合間に立っていられなくて片隅でうずくまる怪しい物体になりはててましたよ(笑)

飛鹿！！トナカイ！！！火馬！！！！！
苔！！地衣類！！！顕微鏡！！！！
ああああ、なんてときめく言葉達！！！！←変態確定

雪の上を駆け抜ける凍った風と、ピュイカやトナカイの鼻息や体から立ち上る湯気や熱や体臭、西陽の中を燃えるように駆けてくるアファルの蹄の音！！
それらが鮮やかに脳裏に浮かぶ幸せときたら、もうもうもう！！！！
どれだけ私を幸せにしてくれるんですか！！！！
大型哺乳類から一転、顕微鏡で見る苔と地衣類と細菌と。
生物と地球を巡る営みが、それを少しだけでも紐解いて垣間見る幸せが、ぞくぞくします。

物語の照準が人間なのはもちろんなんですが、私には動物達が魅力的すぎてたまりません。
中でもヴァンやトマとツピやオラハ、オーファンとアッファ、騎乗する人と騎乗させる生き物との関係にとにかく意識が行くのは、元とはいえ馬乗りのサガなんでしょうね。

そういえば、トナカイに乗れるというのは驚きでした。
背骨の硬さは人を乗せられるくらいありそうですが、首の短さ頭の小ささからは乗り心地悪そうにも見えますが、どうなんだろう速足専門なのか、意外と側対歩なのか・・・・疑問は尽きません。今度調べてみよう。
(馬の場合ですが、頭の小さい・首が短いという体型は乗り心地悪い感じがします。走る時の衝撃を首や頭の動きである程度相殺するからだと読んだことがあります)

また細かく感想書きたいことはいっぱいあるんですが、とりあえず今回この一言を〆とさせていただきます。
トマソルさん、

　　　火馬の最高の種馬50頭買占めなんて羨ましすぎる！！！

　　　てか種馬で50頭なら肌馬は何頭買ったんですか！！！！

羨ましい羨ましい羨ましいったら羨ましい！！！！！
やっぱり世の中　カネ　です。←酷過ぎる感想