青海(おうみ)と申すものの煩悩の叫びブログ。
現在上橋菜穂子さんの守り人シリーズにどっぷりハマリ、原作がとにかく大好き。アニメ、コミックスも好きです。ごくまれに駄文を書くかもです。古い記事にはアニメGH(小野不由美:悪霊シリーズ)のツッコミもあり。
Sat 10 , 00:33:08
2008/05
やっとここまで来ましたよ~原作感想。
と言ってもまだ折り返しには届いてないですが。
亀の歩みなんて言ったら亀に叱られますね、これじゃ(苦笑)
ではでは、毎度ながらのネタバレ全開、思いつき勝手気まま満載の感想ですが、よろしかったら「続きを読む?」からどうぞv
さ、これで明日の「青霧に死す」が楽しく見られるってものよvvv
と言ってもまだ折り返しには届いてないですが。
亀の歩みなんて言ったら亀に叱られますね、これじゃ(苦笑)
ではでは、毎度ながらのネタバレ全開、思いつき勝手気まま満載の感想ですが、よろしかったら「続きを読む?」からどうぞv
さ、これで明日の「青霧に死す」が楽しく見られるってものよvvv
最初に「虚空の旅人」を読み終わったときの感想は鮮明に覚えています。
バルサが出ない~~タンダも出ない~~(泣)
絶対同じこと思った人居ると思うんです。
少なくともウチの姉も思っていたようです。
何せ当時、チャグムを刺身のツマの脇にある、山葵乗っけてる胡瓜スライス程度の扱いでしたから(酷)
なんだかやたらとモテてた所も、私の興味がスルーする原因になっていましたし。
タンダのもっさりした一見冴えない感じに比べて、見るからに美形・若い・女の子に騒がれるチャグムは私の好みの対極に居たんですな。
シュガも同じく。
だから最初読んだときは、タルサンの一本気な感じとか、サルーナの頭がいいのに情の深いところとか、スリナァの土壇場で胆を据えてことにかかるところとか、カリーナさんおっかないとか。
そういうところを読みどころにしてましたし、チャグムの思い出にバルサが出てくるところで、
「この場にバルサがいたらなんていうだろう」
この想像をして、楽しんでいました。
アニメ見てから、チャグムのキャラクターが好きになりました。
これが面白いもので、原作・アニメのチャグムは別ものだと思ってるのですが、アニメ見てから原作チャグムがかなり好きになったのですね。
気の強そ~~うな、こまっしゃくれた感じの「精霊」時代とか、今では凄く好きなんです。
そういった視点を獲得してから「虚空」を読むと、チャグム可愛いんですな。
ここで「可愛い」と思ってしまう自分は立派にオバサンですが。
「精霊」のラストで宮に戻ることを選択した時点で、既に大人と評されるに足るしっかりしたヤツでしたが。
「虚空」でさらに政治とか駆け引きについて、一丁前な顔してます。
自分を縛る鎖をくだらないと思いながら、その先にかかるものを自覚(この自覚の度合いは親父さんをはるかに上回ると思う)したため、大人にならざるをえなかった。
それでも、バルサやタンダを思い出す時が凄く好き。
私は茅田砂胡さんの「デルフィニア戦記」好きなのですが、そのシリーズのどこかに「今の自分に育ててくれた人こそが親」と言ってたところがありまして。
それを思うとやはりチャグムにとっての親はバルサであり、バルサにとっての親はジグロなんだなぁとしみじみ実感。
あ、勿論タンダもチャグムの親ですよ(笑)
でもタルサンにバルサについて語るとき、「これをバルサが聞いたらなんていうかな」と思ってニヤニヤするのはかなり楽しいですv
タルサンは大好きですよ、こーゆー血が熱くて一本気で、正攻法で攻めていく男の子。
ラストでチャグムに「王子という薄布を被っている」と言われてしまいますが、さすがにこの歳のしかもこーゆーコにそれを別れというのは厳しいだろうなぁ。
逆にチャグムがした経験が際立って見える。
スリナァ、この子は実は主人公なんじゃ??と本気で思えるほど凄い子。
潜りの腕と、一人で海原を進んでいく力量と。
それでいて、いっそ気が弱いとも評されそうな女の子。
この子って、それこそ「夢」でトロガイが行っていた「普通の人の強さ」を目一杯発揮した子じゃなかろうか。
スリナァ一人に絞ったって きちんと物語になるだろうに、それでも物語全体を貫く縦糸の一つなのだから「虚空」の凄さがわかると思う。
カリーナ王女。
サルーナの間違いじゃありません、私この人すんごいインパクトあるんです。
なんてったっておっかない。
守り人登場人物のなかで、1,2を争う怖い人です。
氷のような理性の切れ者。
でもちゃんと情は深いんですが、理性の働きはもっと強い。
ちなみにカリーナさんと一位を争ってる怖い人も女性です。
上橋さんの作品で、本当に怖い人って皆女性です。
「虚空」では呪術の部分に焦点が当たってきますね。
呪術師って新ヨゴ、カンバル、サンガルではあまり権力者のそばにいないようですね。
タルシュが「使えるものは全部使う」という柔軟性に富んだ国のようですから、為政者の呪術者は立ち居地が隔絶してるのが標準なんでしょうか。
ロタの場合は建国から色々ありましたから例外ってことなのかな。
しかし、攻撃に関しては素人のはずなのにチャグム強い強い。
バルサの教育の賜物でしょうか(笑)
トロガイは呪術の戦いやっても負けそうにないですが、タンダがいたらどうなったか?
これも想像するとたのしいんですが、私はタンダ攻撃は積極的にやらないでしょうが呪い返しは凄く上手そうな気がします。
タンダって他人を呪うヤツ嫌いでしょうし、呪い返しって呪った本人以外に迷惑かける人いなそうだから心置きなく返せそうだし。
人格変わったよね??と思わず聞きたくなるのはカーム。
え、キミてんで若造じゃなかったっけ??なんだか今回は凄く大人に見えるんだけど!!
そう思って気がついた。
30過ぎてるバルサの視線と、13歳くらい(?)のチャグムの視線じゃ差が出るよね。
勿論カームも成長したんでしょうが、思わず自分が年くった気がしました(爆)
虚空ではナユグの描写が一段と増えてますよね。
サグの人間社会の、ごちゃごちゃした営みや思惑、そんなものとは関係なく、悠々と流れていく隣の世界。
この二つの世界の対比が好き。
水に潜ると、とたんに音が変わって光が変わって世界が変わるじゃないですか。
あんな感じなのかなぁ。
サンガルって豊かで暖かくて湿気が多くて、カンバルの対極みたいな国じゃないですか(酷?)
この国にいるバルサって、ちょっと想像がつかない。ジグロも。
言葉話せるくらいだから何度も行ってるんでしょうが、なんか、ちょっと。
上橋さん、サンガルを旅するバルサ&ジグロ書いてくれないかな。
夏バテでもしてたら可愛いかも(ゑ)
というわけで「虚空」感想でした~。
さあ、これで「神」が読める!!(をい)
バルサが出ない~~タンダも出ない~~(泣)
絶対同じこと思った人居ると思うんです。
少なくともウチの姉も思っていたようです。
何せ当時、チャグムを刺身のツマの脇にある、山葵乗っけてる胡瓜スライス程度の扱いでしたから(酷)
なんだかやたらとモテてた所も、私の興味がスルーする原因になっていましたし。
タンダのもっさりした一見冴えない感じに比べて、見るからに美形・若い・女の子に騒がれるチャグムは私の好みの対極に居たんですな。
シュガも同じく。
だから最初読んだときは、タルサンの一本気な感じとか、サルーナの頭がいいのに情の深いところとか、スリナァの土壇場で胆を据えてことにかかるところとか、カリーナさんおっかないとか。
そういうところを読みどころにしてましたし、チャグムの思い出にバルサが出てくるところで、
「この場にバルサがいたらなんていうだろう」
この想像をして、楽しんでいました。
アニメ見てから、チャグムのキャラクターが好きになりました。
これが面白いもので、原作・アニメのチャグムは別ものだと思ってるのですが、アニメ見てから原作チャグムがかなり好きになったのですね。
気の強そ~~うな、こまっしゃくれた感じの「精霊」時代とか、今では凄く好きなんです。
そういった視点を獲得してから「虚空」を読むと、チャグム可愛いんですな。
ここで「可愛い」と思ってしまう自分は立派にオバサンですが。
「精霊」のラストで宮に戻ることを選択した時点で、既に大人と評されるに足るしっかりしたヤツでしたが。
「虚空」でさらに政治とか駆け引きについて、一丁前な顔してます。
自分を縛る鎖をくだらないと思いながら、その先にかかるものを自覚(この自覚の度合いは親父さんをはるかに上回ると思う)したため、大人にならざるをえなかった。
それでも、バルサやタンダを思い出す時が凄く好き。
私は茅田砂胡さんの「デルフィニア戦記」好きなのですが、そのシリーズのどこかに「今の自分に育ててくれた人こそが親」と言ってたところがありまして。
それを思うとやはりチャグムにとっての親はバルサであり、バルサにとっての親はジグロなんだなぁとしみじみ実感。
あ、勿論タンダもチャグムの親ですよ(笑)
でもタルサンにバルサについて語るとき、「これをバルサが聞いたらなんていうかな」と思ってニヤニヤするのはかなり楽しいですv
タルサンは大好きですよ、こーゆー血が熱くて一本気で、正攻法で攻めていく男の子。
ラストでチャグムに「王子という薄布を被っている」と言われてしまいますが、さすがにこの歳のしかもこーゆーコにそれを別れというのは厳しいだろうなぁ。
逆にチャグムがした経験が際立って見える。
スリナァ、この子は実は主人公なんじゃ??と本気で思えるほど凄い子。
潜りの腕と、一人で海原を進んでいく力量と。
それでいて、いっそ気が弱いとも評されそうな女の子。
この子って、それこそ「夢」でトロガイが行っていた「普通の人の強さ」を目一杯発揮した子じゃなかろうか。
スリナァ一人に絞ったって きちんと物語になるだろうに、それでも物語全体を貫く縦糸の一つなのだから「虚空」の凄さがわかると思う。
カリーナ王女。
サルーナの間違いじゃありません、私この人すんごいインパクトあるんです。
なんてったっておっかない。
守り人登場人物のなかで、1,2を争う怖い人です。
氷のような理性の切れ者。
でもちゃんと情は深いんですが、理性の働きはもっと強い。
ちなみにカリーナさんと一位を争ってる怖い人も女性です。
上橋さんの作品で、本当に怖い人って皆女性です。
「虚空」では呪術の部分に焦点が当たってきますね。
呪術師って新ヨゴ、カンバル、サンガルではあまり権力者のそばにいないようですね。
タルシュが「使えるものは全部使う」という柔軟性に富んだ国のようですから、為政者の呪術者は立ち居地が隔絶してるのが標準なんでしょうか。
ロタの場合は建国から色々ありましたから例外ってことなのかな。
しかし、攻撃に関しては素人のはずなのにチャグム強い強い。
バルサの教育の賜物でしょうか(笑)
トロガイは呪術の戦いやっても負けそうにないですが、タンダがいたらどうなったか?
これも想像するとたのしいんですが、私はタンダ攻撃は積極的にやらないでしょうが呪い返しは凄く上手そうな気がします。
タンダって他人を呪うヤツ嫌いでしょうし、呪い返しって呪った本人以外に迷惑かける人いなそうだから心置きなく返せそうだし。
人格変わったよね??と思わず聞きたくなるのはカーム。
え、キミてんで若造じゃなかったっけ??なんだか今回は凄く大人に見えるんだけど!!
そう思って気がついた。
30過ぎてるバルサの視線と、13歳くらい(?)のチャグムの視線じゃ差が出るよね。
勿論カームも成長したんでしょうが、思わず自分が年くった気がしました(爆)
虚空ではナユグの描写が一段と増えてますよね。
サグの人間社会の、ごちゃごちゃした営みや思惑、そんなものとは関係なく、悠々と流れていく隣の世界。
この二つの世界の対比が好き。
水に潜ると、とたんに音が変わって光が変わって世界が変わるじゃないですか。
あんな感じなのかなぁ。
サンガルって豊かで暖かくて湿気が多くて、カンバルの対極みたいな国じゃないですか(酷?)
この国にいるバルサって、ちょっと想像がつかない。ジグロも。
言葉話せるくらいだから何度も行ってるんでしょうが、なんか、ちょっと。
上橋さん、サンガルを旅するバルサ&ジグロ書いてくれないかな。
夏バテでもしてたら可愛いかも(ゑ)
というわけで「虚空」感想でした~。
さあ、これで「神」が読める!!(をい)
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HN:
青海
性別:
非公開
職業:
しがない揉み屋
自己紹介:
こんにちは、青海と申します。
GHにハマり、そのご縁で守り人にほれ込みました。
ごくまれに文章書くときもあり。
ヘンな物体ですが、ヨロシクお願いいたしますm(_ _)m
もし何ぞ青海に申し付けたい事などございましたら、
oum_syou@yahoo.co.jp
までご連絡くださいまし~~v
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