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青海(おうみ)と申すものの煩悩の叫びブログ。 現在上橋菜穂子さんの守り人シリーズにどっぷりハマリ、原作がとにかく大好き。アニメ、コミックスも好きです。ごくまれに駄文を書くかもです。古い記事にはアニメGH(小野不由美:悪霊シリーズ)のツッコミもあり。
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Mon 13 , 01:02:00
2007/08
大方の皆様の注目の的だと思われる親子喧嘩シーン、考えて考えてその日は寝付けなかった青海です。
こんなにアニメって必死こいてみるものだったっけか?という疑問も浮かばなくもないんですが、それが楽しいんだからしょうがない。
こんな感想ブログ書いたり、よそ様のブログ見に行ったり、いろんな見方、いろんな意見を聞いて、考えて、そんな楽しみが増えるって凄いなぁ、としみじみ実感してます。
と、感慨に浸っていたら、物語ももう後半、残り少なくなっていたことに愕然としてしまいました。
現在、なるべくじっくり見られるように、権力を行使してシフトを練っております(爆)
でも来月シフトは半分は早番になっちゃうなぁ・・・ちぇっ。

そんなこんなやってますが、ひとまず今回の感想をば。
「続きを読む?」からどうぞ。

■チャグムを寝かしつける姐さん
ここまでバルサ姐さんが姫抱きで運んだに違いねぇ!
すみません、とっさの直感です。
外で月を見上げるバルサ姐さん、大きく溜息。
ここまで気弱なバルサさんは今回が初めてじゃなかろうか。
前々回から続く憂い顔、見てるほうがつらい。
オープニングのラフ画も後姿。
ええい、切ないよぉ!!!

関係ないけど月の形、私も事態を忘れて気になったよ>あみんさん
形からすると月食??
月が二つあるなら、どちらかの月の影が片方に落ちてるとも考えられないかな?
時間が経っても月の形が変わらなかったことからすると、惑星の影じゃないんじゃないかなと推測。

ヤクーのおうち、作りとか、インテリアとか綺麗。
ヤシロ村の家も思ったけど、都の中とかと文化が違うんだな、というのがよくわかる。すげ~~。

■作戦会議?
チャグム正体ばれまくり・・・いいのか?第二皇子(死んだはずの追手持ち)なんて事情をほいほい暴露して。
話の続きを二ムカに求める姐さん。
これが本来の目的でもあったんだけど、顔を上げて前を睨みすえていく姿勢がいいんだな。
とにかく諦めない。
必死で道を探していく。
「この場から逃げたってダメだ。戦うしかない」
自分に重ねているのかな。だからよけい切ないし身に沁みるんだろう。

田植え歌3番、これ歌詞カード見たときえっ?と思ったけど、そういうことでしたか(苦笑)
でも民謡とかって、そういうあっけらかんとした雰囲気ありそうだから気に留めてなかったよ。

ナージの激減
・・・てトキ?鉄の普及が原因ってことは乱獲?
・・・トキの乱獲は羽毛目当てでしたが、ナージもオープニング見る限りは水鳥っぽいので羽毛が目当てか?
それとも食用か?
鍛冶屋のおじじのように、心血を注いで鉄に打ち込む人もいれば、その鉄によって壊される環境。
しかし、ヨゴ鉄の歴史は1~200年くらいはあるだろうに、タンダの子供のときからの四半世紀でそこまで減ったってことは、そのほかにも何かあったのかな?(鳥インフルとか・爆)
どうでもいいけどアニメのナージは「魔よりも早い」翼を持つようにはとても見えない。
これに関しては二木さんの挿絵に軍配を上げたい。
空を覆いつくすナージの群・・・・タンダ表現が詩的だね。
青海んちでは多分そんな状態を「佃煮にするほど」と言うと思います。
C県H総地方に古くから伝わる由緒正しき表現・・・・かどうかは知らない。

しかし、このシーン、並んで座っているバルサ姐さん&タンダのツーショットが多くて「夫婦だ夫婦vv」と密かに喜んでおります。
前回は囲炉裏全体に熾してあった炭火が、チャグムを連れ帰った後は食事も終わったことだし中央に寄せてあるその心配りがニクイ。

■闇に潜むチャグム
まじで怖かったっす。
ニムカ悲鳴を上げなかっただけでも(息を呑む音は出たけど)上出来だな。
しかし天然誑しだね、チャグムくん。オバサンは将来が心配だよ(?)
ニムカ、「連れてってあげる」って、あんたバルサさんの表情見てないだろう!!!
あれだけ心を痛めている人たちを無視して連れ出すつーのはつい腹が立ってしまう。
ニムカはチャグムの心情にストレートに共鳴したからの行動だろうけど、まずバルサさんサイドから見る私としては ついムカつく。
しかし、連れてってもらうチャグム、体力ないね(爆)
いきなりの山歩きが数日続いて、碌に寝てなけりゃ、そりゃ体力もないだろうが。
このヤケクソな行動が、チャグムの怒りと寂しさとやるせなさみたいなものの結集なんだろうな。
シュガの言葉が魅力的に見えたのもあるだろうけど、やっぱりバルサ姐さんへの甘えを裏返しにした反抗なのだろうと思う。

■追いかけるバルサ姐さん
地面に伏せて足跡を探す仕草が獣みたい(良い意味で言ってます)
真剣なんだけど、どこか寂しいような表情が心に残ります。

■シュガと愉快な仲間達
シュガ、体力なくて足手まといだね!
村人に話しかける鉢巻・・・・・ほんとだりぼんちゃんだ>あみんさん  改名しちゃおうか?
とにかく不審です胡散臭いです。
ま、そのまま村に突撃?するつもりだから目だったっていいんでしょうが、当たり障りのなさそうな内容が、話す人間の態度によってはものごっつ胡散臭く見えるよい例だと思いました。
で、この至近距離で何故指笛???
ふつーに声聞こえてると思うのですが。
鬼太郎、トロガイ師にいたぶられたの根に持ってるねvv
見た目を裏切らないキャラで嬉しいです。
「怪しい杖持ったばーさま」って、貴方も充分以上に怪しいから、鬼太郎よ。

村人「ヤクーの旦那」って、「旦那」って・・・・。
やっぱりこの場合、バルサさんの旦那に見えたってことでしょうか????
よかったねタンダ!!!
とっても尻にしかれてる旦那に見えただろうな♪
(旦那って単語は壮年男性に対する一般的な呼称、という考え方もあるだろうが、どう見てもこのおっさんのほうがタンダより年上。金持ちにも見えないだろうし(笑)、旦那とは普通呼ばれないだろう・と思う)

■親子喧嘩(おちょくり編)
仁王立ちバルサ姐
こ、こええ!!!ほとんど悪役な登場だ!!!
ニムカ転がって逃げるし、チャグムはあおられて尻餅つくし・・・・。
ニムカ完全に二人からアウト・オブ・眼中
多分存在忘れられてます。
「俺よりたまごのほうが・・・・」
ああ、完っっ全に子供の拗ね。
このくらい言うのがきっと年相応だよね。
しかし、槍を構えるチャグムのへっぴり腰なこと。

「親に刃物向けるとはどういう了見だ」
・・・・・・すみません、全然関係ないのですが、このシーン。
鋼の錬金術師のイズミ師匠
「なにもんだ!!!」「主婦だーーー!!!!!」
を思い出しました。
なんだかわからないですが、かぶってしまったのです。
ごめんなさいごめんなさいごめんなさい(鋼知らない人にはさらにごめんなさい)

しかし平手の威力は凄い。

あ、姐さん左手でも不自由なく槍を操ってる。

泣きながら見つめるニムカ
あ、あんたいたの(酷っ)
でもそのポジション、タンダに変わってもらいたかった(さらに酷い)

ヤシロ村と、トウミ村との位置関係、一つの尾根をはさんだ裏山なのかな?
ニムカの抜け道は尾根を越えていく直線ルート、タンダたちの通ってきた道は尾根をまく迂回ルート(の一つ)かなと推測。
親子喧嘩の舞台は標高高そうで、25~600mはありそうだな~と乏しい山の知識から推測。
このアニメ、ほんとに空気の表現が上手くて、このシーンほんとに乾いた風が感じられるの。
第一話冒頭で、バルサ姐さんが青霧を超えるときも、稜線上の風はとても乾いていた。
あああああ、山行きたい~~~~。
(姉が山行ってきたので羨ましい盛りなんです)

■威張っている愉快な仲間達+1
シュガ態度でかっっっ!!
相変わらずアンタの態度は山のようにでかいな。
世間ではまだまだ若造といわれる年だぞ、年長者に対する礼儀をわきまえんかい!
ここでさらっといなして、堂々と対峙する村長、さすが。
オトナの魅力を感じますvv
ここで強硬手段をちらつかせるお頭、ちょっとシュガに痺れを切らせたか。
そう考えるとシュガの態度は一応話し合いの枠内に収まる(ような気がするかもしんない)範囲なので、事を荒立てたくはないと思っているのか。
人間どもは無関係~~とばかりにふらふら動くニワトリがかなり素敵です。

■お頭VSお師匠
大声対決(違っ)
お頭も、トロガイ師にかかればまだまだ若造。よかったね、若くて(かなり本気で言ってます)
後ろに控えているタンダ、かなりパセリ(笑)


と、言うことでひとまずの感想でした。
が。
今回これで終われるはずもなく。
ここから親子喧嘩シーンの感想真面目編となります。
結構ぐるぐる考えたなりの感想ですので、まとまってるか甚だ怪しい。

チャグムサイド
俺だけのけ者にして、教えてくれなくて、俺ばっかり怖い目にあって、必ず死ぬと告げられて。
それはもう、怖い。
悔しいし腹が立つし、信じていたのに裏切られた。
どうして教えてくれなかった、たまごのほうが大事なんだ、本当の親じゃないから俺のことなんて大事じゃないんだ。

これって、振り返ると自分が親と喧嘩した時に抱いた感情と(状況は大違いだけど)瓜二つ。
掛け値なしの本音、むき出しの怒りそのままなんですが。
冷静になってみれば、甘えなんですよね。
何となく年を食って、大人のフリして生きてきて(成功してるかは自信ないが)、最初「あーあー、ガキだね」と思ってしまった私ですが。
何度も見返しているうちに、どっか恥ずかしくなりつつこの怒りに共感。
・・・・・・もっとはよ気付けよ、感受性低い。
え~と、それで。
上手くいえないですが、チャグムのこの怒りは支離滅裂の八方破れの独りよがりのこの上なく真剣な怒りってことで。
ずっと、聞き分けよく、賢く、よくも悪くも「いい子」してきたチャグム。
むき出しの感情の放出って、きっと始めてだったんだろうなぁ。

バルサ姐さんの槍を投げられて、おっかなびっくり構えて。
引っ込みつかなくなったという感もあるけど、やぶれかぶれだな、とも思うけど。
目を瞑って前も見ずただ闇雲に突進したのは、くすぶっていた怒りの向こうへとにかくも行ってみたんじゃないかな。

バルサさんサイド
チャグムの「俺ばっかり・・・卵のほうが・・・本当の親じゃないから」
望みが見つかるまでは現実を突きつけたくなくて、後手に回った挙句チャグムを傷つけたこと、ずっと気に病んでいたよね。
自分の至らなさ、未熟さ、不甲斐なさを、チャグムの台詞を聞きながら噛み締めていたのだと思う。
そして、チャグムと対峙しながら、ジグロに対峙した自分を思い出して、二重に心が痛かったんじゃないか。
チャグムの痛みにごく近いところにいながら、対処しえなかった自分。
幼い自分がジグロにぶつけたむき出しの怒り。
手に取るようにチャグムの怒りがわかって、だからこそ自分の槍を渡したんじゃないかと。

闇雲に突進してくるチャグムを微動だにせず受け止めて。
バルサさん、このとき髪の毛一筋の傷だってつけられるわけにはいかなかったと思うんです。
(彼我の能力差は言うに及ばないけど、万が一にも)
人を傷つけることの恐ろしさを知り尽くし、そんな自分を嫌悪するからこそ「親に刃物向けるとは」になったんじゃないのかと。
あえて「親」ということで、チャグムの居場所を確保し、チャグムの甘えを許したんじゃないだろうか。
勿論バルサ姐さんの中で、既にチャグムは「自分の子」となってるのは言うに及ばずですが。

むき出しの怒りに、真剣に応えて。
もう一つの「槍舞い」だったんじゃないか、と思います。

あと、「お前も卵も守るべきもの」
原作だと、バルサ姐さんけっこう卵どうでもいい扱いしてませんか?
ラルンガに襲われて「捨てちまえ」って言ってますし(爆)
ただ、アニメではトロガイ師に「たまごが孵らなかったらこの国は乾きで滅びる。その覚悟があるのか」と釘を刺されています。
たまごを守る、という意識はバルサ姐さんにとって、
無事生き延びたチャグムが、そのことを後悔しないため、なんじゃないかなと推測(自信ないけど)
自分の命が他人の血で贖われたものとならないように。

泣き出すチャグムを抱きしめる姐さん
意識のあるときにチャグムを抱きしめるのは初めてなんじゃなかろうか?
泣いて泣いて、涙が枯れるまで泣いて立ち直れ。
そして姐さん、貴方もずっと涙出さずに泣いていたのだろうな。

細かいことなんですが、チャグムを抱きしめる際、姐さん槍をきちんと地面に置いています。
ま、武器である以上、斬った張ったの道具だけに扱いは過酷になるのですが。
それ以外では実に丁重に扱ってますよね。
チャグムに投げるときだって、まず石突が地面について、それから倒れるように投げてるし。
まさに自分の体の一部で(ほかに得物持ってないつーのも勿論あるけど・笑)、だからこそそれを渡すことの意味って大きいのかなと思います。


・・・・・・・なんだかよくわからずぐるぐるした文になりました。
作画さんぐっじょぶ、声優さんぐっじょぶ、スタッフの方々みんなぐっじょぶ!!!!
見ごたえのある30分(特に後半15分)だったと思います!!!!!!





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こんにちは、青海と申します。
GHにハマり、そのご縁で守り人にほれ込みました。
ごくまれに文章書くときもあり。
ヘンな物体ですが、ヨロシクお願いいたしますm(_ _)m
もし何ぞ青海に申し付けたい事などございましたら、
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