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青海(おうみ)と申すものの煩悩の叫びブログ。 現在上橋菜穂子さんの守り人シリーズにどっぷりハマリ、原作がとにかく大好き。アニメ、コミックスも好きです。ごくまれに駄文を書くかもです。古い記事にはアニメGH(小野不由美:悪霊シリーズ)のツッコミもあり。
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Sat 25 , 01:46:16
2007/08
無事に入手できた初回特典ブックレット、読んでます。
そして大変な間違いに気がつきました。

私はずっと、
黒蝗馬
だと思っていたのに、活字でみて初めて

黒煌馬

だということに気付いてしまいました。
イナゴじゃなかったよ、きらめいてたよ、
ごめんなさいごめんなさいごめんなさい いなご~~~~ん!!!!!(土下座)
・・・・それでもいなごんって呼んじゃうし。
諦めてね、いなごん。貴方の名前は既にいなごんだから(酷)

と、いうことで。
ブックレットに寄せる熱い思いを語らせていただきます。
このブックレットのためだけに、割引無しでも買う根性を褒めて!!!(うかつさは棚に上げてある)
今年夏のようなうっとおしい熱い思いですが、それでも読んでやるよというお心の広い方は「続きをよむ?」からどうぞ。

実は今回パッケージを開けて、最初にページを開くまで、不安で不安でたまらなかった。
最初にある登場人物紹介、初回はバルサ、第二巻はチャグムである。
この二人は順当だろう、誰が見ても文句無いだろうと思う。
が。
アニメタンダの、見せ場の少なさを思うと、

「今回の人物紹介、トロガイ師とかシュガとかだったらどうしよう」

とかなり本気で心配していたのである。
ものすごく恐る恐るページを開いたといえば心配の度合いがわかってもらえるでしょうか?
かーーなーーり、ドキドキしながらページをめくると
ちゃんとタンダでした\(^ ^)/
よかったよ~~~よかったよ~~~心配したよ~~~~~~。
紹介文がまた結構好きな感じの文章でv

初期設定画集で、大男バージョンタンダが描かれてますね。
原作を読んだタンダのイメージが「座布団のような男」「優しげな細面の男」と意見が分かれていたと言いますが、私としては座布団に一票。
だって尻に敷くのに最適ですし(?)
私が原作読んでタンダに抱いた印象は「オールドイングリッシュシープドック」
白地にグレーのぶち、もさもさ毛並みのモップのような大型犬。
牧羊犬にして子守犬なイメージだったので、アニメの予告映像でタンダが映ったとき
「誰?????????」
と本気で思いました(でも周囲の友人様も軒並みそう思って、消去法でタンダらしいとの結論になった)
ちなみにバルサ姐さんは甲斐犬の黒虎毛でした。
ただ、原作からタンダはバルサ姐さんより背が高いとなってますが、それでもバルサ姐さんがひょいと押し倒せる(?)くらいに細っこいイメージもあるので、あまり体格がよすぎても微妙なのですが。
たくさんのラフ画を見てるだけでも楽しいのですが、最も好きなのは準備稿でバルサを負ぶっているタンダ。
これだけでご飯丼大盛り3杯はいけますね!!!
ほんっとーーーーーに!!!!初回版が手に入ってよかった。

今回のインタビューはキャラデザインの麻生さん。
毎回のラフ画や、登場人物紹介の文章を見るたびに、すっごい気になっていた方なので、インタビュー載ってるのが嬉しかった!!!
この人の語りを読むのは、理屈なく好き。
上手くいえないんですが、楽しいんですよ。
・・・・・漫画、探してみようかな(微妙にためらってますが)

そして「シーンの裏側」
今回は追跡シーンの馬に焦点が当たっていまして。
これは十年馬に乗り、うち五年間馬で飯食ってきた人間の視点から(もう三年離れてるけど)、力の限り感想を述べさせてください。
(興味ない方はもちろんスルーしちゃってください)

私はアニメとか映画とか、映像に興味の乏しい人間なので、絵コンテ、演出、作画監督とかの仕事内容がわかっていないので(激爆)、その辺の区分に関して頓珍漢なことを言ってたらご容赦ください。
(もちろん突っ込んでくれたら非常に嬉しいです)

杉光さん、馬を描いてて楽しいとおっしゃるのが嬉しかったですvv
やっぱり動物に愛がある人が描くと、綺麗になるんですよねvvv
馬のアタリを3Dで~~というのは門外漢にはさっぱりなのですが、この追跡シーン、私から見ても馬の動きに違和感がない。
乗ってる人物の動きにも違和感がない。

「自動車とも徒歩とも違う速度感の表現と、上下の揺れ」が苦労した、と述べられていますね。
馬に乗った人間の動き、というのは一種独特で、私の経験になりますが、以前行ったことのない競技場を探して車でうろうろしたことがあります。
確かにこの近くにあるはずだ、と思いながら信号待ちできょろきょろしていたら、何か建物の屋根の上から一定のペースでぴょこぴょこ見え隠れするものがある。
その揺れのリズムから、
「あ、あそこで誰かが馬に乗っている(それも緩いキャンター(駆歩)で)」
とはっきりわかって、たどり着いたことがあります。
わかる人にはそのくらい確実にわかるものです。
で、一応玄人の端くれだった
私から見て、自然に馬の背の上を思い出させてくれる動きをしています。
確か、小川を渡った後バルサ姐さんが振り返って言うシーンがありましたが、あのときの揺れは秀逸だったと思いました。
河野さん、素晴らしかったです!!

黒煌馬と他馬との演出上の違い
最初「ダク足ー側対歩」にする案があったとか!!!!
見たかった!!!!!!
側対歩はエネルギー効率が良い、揺れが少なく長時間の騎乗に向くという意見があり、シートン動物記の「だく足の黒馬」という話があるように珍重された歩様です。
日本では宮内庁主馬班が古式馬術用に調教しているほかは、私はあまり聞いたことがありません。
サラブレットはほぼ100パーセントが斜対歩ですが、在来馬はまれに側対歩がいると聞いたことがあったような・・・。
動きに上下動が少ないので馬車を引くのに向いており、トロッターと呼ばれる側対歩向きの品種もあります。
(海外ではひとり乗りの馬車を引いたタイプの競馬が盛んなところもあるらしいです)
人間では陸上の為末選手がなんば走りをして好記録を出した、あれも一種の側対歩。
見たかったよ、側対歩のいなごん!!

足の裏
ディープインパクトの足の裏がモデルとか!
そうでしょうね、普通の人々はあまり蹄の裏見る機会はないでしょう(苦笑)
基本の形は皆ほぼ変わりないです。
しかし、絵のプロだから当然なのかも知れませんが、見事に描いてますよね~~。
蹄鉄、蹄底、蹄叉、蹄球、繋、球節、管・・・・・惚れます。
ものすごく精密に描かれていて、思わず道具持ってきて手入れしたくなります(習性)
ちょこっと描かれている、鉄無しの蹄がまたぐっっvv
・・・つくづく、ディープインパクトという文句なく日本競馬史上超一級の馬の蹄をモデルにしてもらってよかったと思います。

馬の走りについてこだわった点。
「ウォーク」「トロット」「キャンター」「ギャロップ」(この言い方はウエスタンの素養のある人でしょうか?)
普通のアニメだと、ウォークとギャロップしか使わないって・・・そうなのか。
アニメーションの苦労が垣間見えました。
「最大戦速」との設定をくわえたとのこと。
どういった歩様になってるんだろう??これはDVDを見たときにスローモーションにしてチェックいれねば!!!

7P右側一番上に、小川を渡って斜面を登るときの絵があります。
このときの頭を下げ、後肢を踏み込んだ動きが見事で!!!
大好きなシーンです。

延々えんえん書きましたが、ファンタジーというぶっちゃけ「ウソ」の世界を、いかに肌に感じさせてくれるか。
厚みを持たせてくれるか。
そういったことのために、小さな「リアル」を積み重ねていくその努力が凄いなと。
河野さん、山が好きで山への愛が溢れていたともありましたが。
(それはもう、山好きな人間として溢れるほど画面から感じました。ひょっとして「狩り穴へ」のときも河野さん関わってるのかな?)
そういうものがあるから、あれだけ世界に命が吹き込めるのだなと実感しました。
DVDじっくり見るのが楽しみです、ふふふふふふふvvv

ではでは、長々とお付き合いいただきありがとうございました。
あと六時間強で「ジグロ・ムサ」です。
気合入れて見ます!!!!!

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馬語り!!!
深夜にお疲れ様でっす!
馬語り、熱く、暑く(え?)受け止めさせて頂きました。
やっぱり経験者の言葉は違うねぇ。知識だけでなくて、身体で知ってる言葉は重いぜ!

でもって煌だったんだ(笑)。
いやもうてっきり蝗だとばかり(ぶははは)。
でも内輪では「いなごん」根付いちゃったからね、いいよね(いいか?)。

「側対歩はエネルギー効率が良い」そうなんだぁ。
犬でもなんでも、歩き方を観察していると、ゆったり歩きから全速力にかけて随分からだと足の動きが変化するから、なんじゃろう?とは思ってたんですが。
べんきょになります。

「動き」がちゃんとそれらしいってのはすごいですよね。
ただでさえ、動物ってのは描くのが難しい(身近にいなくてスケッチもままならない)のに加えて、動きなんかもっと…(しかも人間付)。
設定の追求も勿論すごいのですが、こういった「動き」の追求も作品全体の幅や重みに繋がるんだなぁ、と再認識する気分です。

あと4話ですが(うぉん!あと1ヶ月しかないの?)、お互い熱い目で見届けましょうねーv
ふなななへ 2007/08/25(Sat)09:24:58 edit
こちらこそ情報ありがとうですvv
ななさんに聞いてたから、ブックレット開く前からワクワクしてましたよvv
(でもタンダのほうがもっと気になってましたが)
馬語り、楽しんでもらえたようでよかったです。
書いてるこっちがとめどなくなっちゃって、セーブしながら書きました(笑)
もうあと4話???
少ない!!!
これから先は急展開していくんでしょうねぇ。
熱く見守っていきましょう!!!!
・・・・そして続編出して欲しいなぁ。
NHKに投書でもしちゃおうか(かなりまじ)
【2007/08/27 01:29/青海 】
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プロフィール
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青海
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非公開
職業:
しがない揉み屋
自己紹介:
こんにちは、青海と申します。
GHにハマり、そのご縁で守り人にほれ込みました。
ごくまれに文章書くときもあり。
ヘンな物体ですが、ヨロシクお願いいたしますm(_ _)m
もし何ぞ青海に申し付けたい事などございましたら、
oum_syou@yahoo.co.jp
までご連絡くださいまし~~v
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